【色のメッセージ】色は人の体感温度まで変えてしまう

カラー

皆さんは夏になると青系の洋服やインテリアを選んで涼やかさを、また冬になると赤やオレンジ等の温かそうに感じる色を何気なく選んでいませんか?

気のせいではなく色には体感温度(実際の温度ではなく人が感じる温度)を変えてしまう力があります。

その前に寒色系と暖色系を確認しておきましょう。

寒色系と暖色系

寒色系

青や青緑などの清涼感を与えます。そして心を落ち着かせたり等の鎮静効果を引き出します。また暖色系と比較した場合、同じ面積を小さく、距離は遠く見える性質があります。

暖色系

赤やオレンジ、黄など、暖かなイメージを与えます。心を高揚させたり、食欲を高める効果があります。また寒色系と比較した場合、同じ面積を大きく、距離は近く見える性質があります。

中間色は黄緑、緑、紫、赤紫等を指します。

体感温度の実験

テレビ番組で実験をした報告を元に解説したいと思います。

部屋の広さと間取り、室温を全く同じものをふたつ用意します。一方の部屋の家具、装飾(壁やソファー、カーペット等)を寒色系に、もう一方の部屋を暖色系にします。

10人をグループ分けしてAチーム5人を寒色系の部屋に、Bグループ5人を暖色系の部屋に同時刻スタートで一定の時間を過ごしてもらいます。

後に寒色系の部屋に居たAグループの人達と暖色系の部屋に居たBグループの人達に、それぞれ「温度は何度くらいに感じたか?」を報告してもらう、というものでした。

ジャジャーン!結果発表です

同じ室温にもかかわらず寒色系の部屋では設定温度より低く、暖色系の部屋では設定温度より高いという報告でした。

その差はなんと約3度という結果が出ています。結構違いがあったのは驚きですね。

色は自律神経に作用する

実験結果から分かることは、色が自律神経に作用したと考えられます。

つまり暖色系のは交感神経を刺激して脈拍数や体温を上げます。一方寒色系のは副交感系神経を刺激して脈拍数を下げリラックスさせ体温を下げます。その結果体感温度に差が出たと考えられます。

色が体感温度に関与することが分かれば、より積極的に生活の中に取り入れたくなりますよね。

暑い季節はお部屋のインテリアを青やグリーンに。クッションカバーやテーブルクロスなど部分的に変えるだけでも涼やかな印象になります。またファッションもブルー系やグリーン系にすると見た目にも爽やかな印象になります。

また寒い季節は暖色系のファッションやインテリアグッズを選ぶことで暖かいぬくもりを感じる工夫が出来ます。

色のパワーってすごいですね♪

by ロザリンダ

コメント

タイトルとURLをコピーしました