毎日の生活の中で何気なく選んでいる色には人の感情や見た目の印象を左右する力があります。
これを論理的にまとめたのが色彩心理学です。個人の経験や国によっても変化しますが、このサイトでは日本人が色に対して感じる統計学になります。
無彩色のホワイトは人間が見る中で最も明るい色です。
明るくクリーンなイメージがあるので誰でも好まれる色のひとつ。色彩心理学でいうとは純粋(ピュア)、潔白、素朴等のイメージがあります。
ホワイトのイメージ
○プラス:純粋、潔白、素朴、清潔、スタート、リセット
●マイナス: 潔癖、理想主義、緊張、冷たい、空虚
ホワイトは爽やかで、清潔感があり、フレッシュな印象もあります。花嫁さんが着るウエディングドレスや白無垢も純粋というイメージですね。
しかし反対に冷たい、空虚、そして恐怖というイメージも潜んでいるんです。
ホワイトは緊張感を与える?
ホワイトは場合によっては緊張感を与えることもあります。
病院を思い浮かべてみて下さい。病院は体調が優れなかったり、検査のために行くので決してリラックス出来る場所ではありませんね。
院内の空間は主にホワイトを基調としています。さらに医師や看護師の方が着ているのは殆どが白衣。白=医師という印象を持ち合わせているため緊張するというワケです。
実際に血圧を家で計ったものと比べると病院で計った時の方が数値が高い結果が出ているそうです。
最近では緊張を和らげるために看護師さんは白衣から淡いピンクに替えているとか。
【ストーリー】国や宗教、個人で色のイメージは変化
「ホワイトウェディング」といわれるように純白のドレスや白無垢はおめでたい色。日本人にとってのホワイトイメージを紹介しましたが、国が違えば文化も変わります。中国での白はお葬式の色にあたります。
色は世界共通ですが、イメージや人の心に及ぼす影響は国や宗教によって共通点と相違点があります。文化や習慣の違い、また日本人であっても環境や個人の体験によっても
色のイメージは変化するというのを覚えておくと役に立つと思います。
ホワイトが気になる時の心理状態
今までの自分をリセットしたい、新しくスタートラインに立ちたい、と心の変化がある時に白を選ぶ傾向があるようです。
シャキッと緊張感が欲しい時もホワイトのシャツやブラウスに手が伸びますね?
ホワイトの取り入れ方を✅
ホワイトはファッションならオールシーズン取り入れたいオシャレな色。夏のホワイトは見た目を涼しくして爽やかさな印象に。冬はウィンターホワイトと呼ばれ目を惹く人気のカラーです。またどんな色とも合うのがホワイト。
気分をリフレッシュしたいときにもおすすめです。顔周りを明るくしてレフ板効果もあるので効果的に取り入れましょう。
by ロザリンダ
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